九州国立博物館

本日２００５年１０月１６日、九州国立博物館が一般公開を開始し正式にオープン
した。軽い気持ちで出かけ、１０時半過ぎに太宰府駅に到着した。改札を抜ける
と西鉄職員から駅で売店を始めたというチラシを渡された。熱い商魂でお出迎え
である。さて、九州国立博物館までは、天満宮を通るルートと光明禅寺前の専用
道を登るルートがある。行きは天満宮ルートを選択した。太宰府園前に新設され
た長いエスカレータを利用するのだが、結構長い。屋根は大きな梁で支えられ、
全体を渋めの配色でまとめ「博物館へ行く」という細かな演出が施されていた。
登り切ると動く歩道があり、切れるとようやく見えてくる。大きい、人が多い。
当日券売り場は文字どおり長蛇の列、観覧は早々とあきらめる。周辺の杉や竹の
林を廻る散策路を歩いて森林浴に切り替えた。虫の鳴き声や小鳥のさえすりが、
やさしく出迎えてくれた。こっちの方が成果だ。帰りはもう一つのルートを選んだ。
取材陣をいくつも見かけた。何かの軌道があると思っていたら、専用リフトが用意
されていた。一般人は利用できないようだ。新しい道路は、段差の着いた涼しげ
な水路もあって下る足が弾んだ。また、光明禅寺を初めて訪れることができた。
古いお寺である。云われを記した説明版があり、菅原道真公と関係があった。
しばらく歩くと、もう駅である。　ほどよい散歩コースだ。また利用しよう。