水曜日, 11月 22, 2006

お客さん!いかがですか?

通勤電車を最寄り駅で下り改札を抜けると、小柄で太ったスーツ姿の男がティッシュを3個強引に差し出してきた。必死の表情が窺えて思わず受け取ってしまった。手に取ってみると分譲マンションのチラシが挟み込んであった。TVCMでおなじみの理研ハウスが分譲するマンションである。イメージキャラクタに長嶋一茂を起用して近年すこぶる販売戸数を増やしている。100戸数以上の大型物件を得意としていて、派手な宣伝広告で一気に売ってしまうスタイルである。実態はどうなのか窺い知れないが、矢継ぎ早に売り出してくる所をみると、現時点ではうまく回転しているのだろう。設立年数の浅い理研ハウスが少人数経営と徹底したコストダウンにスケールメリットを生かした手法で、並み居る先輩デベロッパーをうち負かしている姿は痛快でさえある。いつまで勝ちパターンが続けられるのか予測はできない。だが、競合デベロッパーに一撃を食らわせ続けていることは間違いない。

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