期待賃料収入の減収総額
福岡市内と周辺部のタウンズ賃貸版がフリーペーパーになって丸一年に
なる。第一号の掲載物件数は5千を下回るくらいであった。号を重ねるごと
に増えていき現在約9千件が掲載されている。特に2007年に入ってから
増加傾向が顕著である。福岡市内中心部を歩くと投資用と思われる賃貸
マンションが林立する風景に出くわす。同誌の掲載件数が1万件を越える
のは時間の問題だろう。
では、ここで収益還元法という眉唾な収益計算で期待されている賃料の
減収総額を推測してみたい。そう、手がかりはタウンズの掲載件数である。
1,掲載件数を1万件とする。
2,重複掲載率を8%と想定。(一通り目を通した実感である)
3,1と2から実質件数を9千2百件とする。
4,特に投資用が多い中央区・博多区の家賃は低落傾向にあるが
およそ7万円である。また、他地域のファミリー向け物件の家賃
も考慮すると平均して同じ7万円ほどになる。(共益費を含む)
5,3と4の数値を掛け合わせることで大まかな減収総額が算出される。
7万円×9,200=64億4千4百万円/1ヶ月あたり
もっともタウンズ未掲載物件(レオパレスやシノケン等の小規模物件)
を加算すると、80億円を上回るのではなかろうか?
つまり福岡市と周辺部において年換算で、1千億円の賃料減収が
生まれている計算になる。 やがては、期待収益に全くもって達して
いない実体が明らかにされるだろう。 私は近いと思っているが、例の
ごとく報道管制や複雑な転売・飛ばしテクニックの横行で国民に知れ渡
るのは2008年の後半と睨んでいる。
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