My impression
岩井志麻子の短編小説集「魔羅節」を読んだ。TV番組の司会や”さんま御殿”への出演もするマルチの才能を持ち合わせているが、本業の能力はただただ感嘆するばかり。凄い。短編集の作品は特に際立っている。明治時代の岡山を舞台に最下層で蠢く貧民達を、冷酷に若干の感傷と微笑みを加えて描いている。タイトルの短編も良いが、「乞食(ほいと)柱」や「きちがい日和」は尚いい。タイプは違うが、”石牟礼道子”や”吉野せい” の作品群を思い浮かべた。
asteras さんの投稿 投稿時: 10:51 午後
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現代を探求する少年
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