火曜日, 11月 22, 2005

構造計算偽造問題について

連日、姉歯建築設計事務所の構造計算偽造問題に絡む報道が続いている。
民間検査機関イーホームズに検査を依頼した設計事務所は数多くあるだろうから
姉歯建築設計事務所が携わった物件について調査するよりも、イーホームズが
ノーチェックであることを知って依頼していた物件、いわゆるイーホームズが認可し
た物件全てが怪しいのではないか? 不安に思うマンション居住者はとりあえず
検査機関がイーホームズであったか否かを確認すべきだろう。もっとも、この事件
は文字どおり氷山の一角に過ぎない。日本国中、同様の偽造物件だらけだろう。

日曜日, 11月 20, 2005

酒税の行方

俗に第3のビールといわれる雑穀酒に対する課税率の見直しが報道されている。
本来のビールとの格差が開きすぎているからだ。課税の中立性から云えば、見直
しは当然の話だ。元々ビールへの課税率が高すぎるという意見あり、私も与する。
ただ、家庭ではほとんどビールを飲まなくなった。焼ハイ類か芋焼酎しか飲まない。
低価格で様々な種類あり、新商品も矢継ぎ早に出される。家庭でのビール類の
消費量は年々減少しているのではないか?

土曜日, 11月 19, 2005

ウォルマートの進出後

世界最大の小売りディスカウントチェーン「ウォルマート」が西友に資本参加して
3年以上が経つ。苦戦している報道が続き、たしかに業績も悪くなる一方だった。
恐らくは買収して完全子会社にするのだろう。その昔、ダイエーと並び東の雄と
云われた時代もあっただけに残念な話だ。学生時代に居酒屋でバイトしてた頃、
小川さんという常連さんがいた。朗らかで楽しい飲み方をされていて周りを明るくす
る方だった。それから十数年が経ち、喫茶店で地元紙を読んでいると、小川さんが
インタビューされている記事を見た。九州西友の専務に転出されていた。
その後社長を務められたようだが、同じ新聞のインタビューで地元スーパー社長に
なられた事を知った。全くの野次馬根性だが、一連の経緯を尋ねてみたいものだ。

水曜日, 11月 16, 2005

国道バイパス建設現場を通り過ぎながら

玉名郊外を車で走っていると、建設中の国道208号バイパスを見つけた。
看板には平成19年度完成予定と大書してあった。菊池川に架かる橋梁は橋脚が
完成し橋桁を半分ほど乗せてあった。このバイパスを計画したのは恐らくは20年
以上前だろう。当時の208号の渋滞が特にひどかったことは容易に想像がつく。
というのも、現在では208号と並行して走る広域農道が供用されているからだ。
また、20年前と現在では玉名市周辺および熊本県北部の人口構成は大きく変わ
っているのではないか?間違いなく変わっている。現金収入に乏しい第一次産業
中心の地域では働き手は都会に出ていってしまう。残った人達は軽トラにシルバ
ーマークを付けて走らせる老人達や子供達だ。見込まれた車両台数が走るのか
どうか怪しいものだ。ただし、高速料金を節約したいトラックが想定以上に多く走る
ことは間違いない。だとすると、かえって危険な道路になりかねない。

日曜日, 11月 13, 2005

紀乃島温泉

宮崎県小林市に、中心部から車で10分ほどの距離に紀乃島温泉がある。
立ち寄り湯としてたまたま入ってみたのが最初の出会いだ。今から7年前になる。
浴室に入ってまず驚いたのは、源泉があふれ出てくるかけ流しの圧倒的湯量だ。
そして浴槽とタイルの変色である。湯舟につかってみたら、これぞ温泉であった。
金っ気くさいとでも云おうか、鉱物臭が強い。鉄分のせいなのか源泉が流れるタイ
ル部分は濃い土色に変色している。本物の温泉が残っていた、という第一印象。
当然ながらお客さんは多い。私も気に入って現在まで3回宿泊した。盛況なのか、
今では9棟のコテージも新設され滞在型の宿泊施設に生まれ変わった。

土曜日, 11月 05, 2005

阿蘇ファームヴィレッジ

ドーム型コテージで有名な阿蘇ファームヴィレッジに1泊してきた。面白かった。
強化発砲スチロールの部材を8個組み上げた構造はユニークそのものである。
モンゴルの移動式住宅が進化した形か。柱が無く、梁もない、そして屋根がない
真ん中は丸い透明ポリカーボネイト製の天窓があり、空が見える。残念ながら
星は見えなかった。直径7mのドームは想像以上に広い。ユニットバスだが、
脱衣スペースまであり、ダブルベッドはこれまでお目にかかったことのないキング
サイズであった。小窓が3つあり天窓の光とあわせれば日中の明かりは十分であ
る。このコテージが何と330棟もある。斜面上に、丘の上に、平地にあり、間に
小道を走らせ、バス通りだけ舗装を施して要所にはバス停を配してある。マイクロ
バスの運転手に棟番号を告げれば最も近いバス停まで運んでくれる。有り難い。
 大人数向けには3つのドームを連結したものがあり、最も広いものは4棟がつな
がっていた。

木曜日, 11月 03, 2005

「火垂るの墓」ドラマ版を見て

一昨日夜、「火垂るの墓」ドラマ版を見た。アニメ映画で感動を与えた作品のリメイ
ク版である。わたしはアニメの方は断片的にしか見ていない。それでもストーリーは
覚えている。 今回の作品は、兄妹の悲哀よりも戦争が引き起こす狂気をテーマに
していた。慈愛に満ちていた叔母が阿修羅に変わっていく様を冷酷に描き、仙太
の父が海軍少佐で戦争を指揮していた背景とその父に影響を受けまっすぐな軍国
少年である仙太の悲しい狂気をクロスさせ物語を展開していく。
戦争がいかに人間を狂気に走らせるか、それを思い知らせる佳作である。